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私たちがエンターテイメントそしてメディアを消費する方法は過去10年の間に劇的に変容してきました。デジタルメディアは私たちの愛するエンターテイメントにすぐれたアクセス性や簡便さをもたらしてきた一方で、物理的なメディアは、所有や収集を求める感情的なよりどころとして変化する時代の試練に耐えてきました。
eBayが英国内で行った最近の調査によれば、物理的なメディア(実際に手に持つことのできるメディア)は復活傾向にあり、イギリス人の大半がデジタルよりも物理的な形式の本、音楽、映画、テレビゲームなどを購入することを好んでいます。
2,000人以上の英国の買い物客を対象とする調査に基づくこの新たな発見によれば、昨年、英国の成人の3分の2以上(76%)-3,900万人以上-が物理的な形式の商品を少なくとも1点購入しています。これはDVDならば114,000台の棚を埋めるのに十分な数になります。
「今日のデジタル化された世界において、物理的メディアは、愛するものを所有すること、またステータスを求めたり他者に自慢したいと思う私たちの欲求に訴える、感情的かつ社会的な貴重品となっているのです。」eBay UKのVice President Rob Hattrellはこのように述べています。
また物理的なメディアを好む傾向は、デジタル世界から自分を切断したいという思いがますます強まっていることによっても促進されているようです。
この復活傾向を推し進めているのは、英国の18歳から24歳までの若者たちで、昨年、「デジタルネイティブ」と呼ばれるこれらの若者たちの83%がCD、レコード、DVD、Blu-rayディスク、あるいはテレビゲームのソフトやカートリッジを購入しました。
実際、「デジタルネイティブ」たちは、ベビーブーム世代(55~64歳)や退職者層(65歳以上)よりも多く物理的な形態の本を購入しています。
贈り物においても、物理的な形態のメディアが英国ではよく選ばれており、昨年、英国内の大半(54%)の買い物客は本、DVD、CD、レコードまたはテレビゲームなどを誰かへの贈り物として購入しています。
イギリス人の約3分の1(35%)は贈り物用に本を購入しており、ビデオゲーム購入者の5人に2人(40%)はクリスマスギフトとしてゲームを購入すると答えています。
シェアリング・エコノミーが広まる中でも、買い物客たちは自分たちの愛するモノを所有することを、部分的には自分たちの人間性をアピールすることを理由として、求めているのです。
Instagramでは「シェルフィー(自分の棚の写真)」が流行しており、イギリス人たちは自分の持っている本やその他の商品のコレクションの写真を通じて自分の趣味を誇示することに夢中になっています。英国の18~24歳のうちの17%は棚に陳列して自慢するためにレコードを購入したいと思っているのです。
また私たちの調査では以下のことも明らかになりました。
2017年8月に、eBayはICM Unlimitedと共同で、英国内の18歳以上の2,009人の消費者を代表的サンプルとして、なぜ、そしてどのように若者たちが物理的なメディアを好むのかを調べるための新しい調査研究を行いました。
ICM Unlimitedのインタビューの対象となったのは、18~24歳までの176人、65~74歳までの263人、男性897人、女性1,112人、読書家1,826人、音楽愛好家1,895人、自宅で映画鑑賞をする1,870人、そしてテレビゲーム愛好者951人です。
これらの数字は英国内の成人を代表するように調整されています。ICMは英国世論調査協議会のメンバーであり、同協議会の規則に従っています。
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