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なぜ今、越境ECなのか?~アメリカ・ヨーロッパのECの今

なぜ今、越境ECなのか?~アメリカ・ヨーロッパのECの今

越境ECなら、小さい会社でも自社ストア・ブランドを世界に発信できる

スマートフォンの普及により、世界中の多くの人が、いつでも、どこからでもインターネットを経由してほしいものを検索・購入することができるようになりました。

また、越境ECを手軽に始めることのできるECプラットフォームも、技術力の進歩や、サービス提供会社が増えたことで、安価で簡単に運用できるようになっています。今回は前回に続き、世界のEC市場を解説します。アメリカとヨーロッパを眺めてみることにしましょう。

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通信販売は日常の一部、アメリカのEC市場

アメリカは国土も広く、通信販売やTVショッピングが日常化している国であり、世界のEC業界をリードする企業も数多く存在します。

2013年までは、世界のEC市場でトップの座を占めていたアメリカですが、2014年に中国に抜かれ、世界第2位の市場規模となったものの、2015年のEC市場規模は約5,951億USドル(日本円にして約で、2019年には、これが5,349億USドルになると見込まれており、今後も継続的に成長を続けていく市場といえましょう。

このアメリカの実態をよく示すデータがあります。オランダにある財団Eコマース・ファウンデーション(Ecommerce Foundation)が発表した2016年の調査レポートです。数値は2015年のデータになります。

(図2-1)
The Ecommerce Foundation 「United States B2C Ecommerce Country Report 2016」を元に作成

B2CのEコマースの売上高は2015年に5,951億ドルで、ネット購入者の1人当たりの平均支出額は3,428ドルとなっています。この金額は、後に説明する欧州の支出額の倍になっています。

それでは、越境ECではどんなものが買われているのでしょうか?

(図2-2)
The Ecommerce Foundation 「United States B2C Ecommerce Country Report 2016」を元に作成

越境ECで売れているものがこちらのグラフです。「衣服と靴類」がトップで31%、続いて「書籍、CD 、DVD、ゲーム」、次が「デジタルカメラ」、そして「生活雑貨」、「化粧品」、「携帯電話」と続きます。

越境ECでは日本独自のモデルや限定などの商品に需要が見込まれる

経済産業省の報告書(経済産業省_平成28年度_電子商取引に関する市場調査)に、越境ECサイトを利用するアメリカ消費者の理由がまとめられており、さまざまな意見がみられます。

購入する理由で最も多いのは、「比較的安い価格で商品を買えるため(49%)」であり、半数近くにのぼっています。その他、「好きなブランドや商品が国内で購入できないため(43%)」、「国内にはないユニークな商品が欲しいため(35%)」が理由に挙がっています。

「好きなブランドや商品が国内で購入できないため」や「インポート商品が好きなため」という声がある点を考慮するならば、日本国内販売モデル等の独自性を打ち出した商品の需要があるといえます。

(図2-3)
経済産業省「平成28年度_電子商取引に関する市場調査」を元に作成

アメリカでもeBayは使いやすいと高評価!

最後に、オンラインマーケットプレースに関してEコマース・ファウンデーションの実施した調査ですが、収益率、サービスの良さ、コミュニケーション、使いやすさの点で、eBayは最高評価をいただいています。(回答者数12,000人、10点満点評価)

(図2-4)
The Ecommerce Foundation 「United States B2C Ecommerce Country Report 2016」を元に作成

人口をみるならばアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、インドの英語圏5カ国で17億1,525万人がいます。そして、ECの規模もこれら合計で世界シェア23.8%を占めます。eBayの幅広いネットワークを活用し、英語圏に進出することは新たなる顧客を獲得するための大きなチャンスといえましょう。

EC成長率は19%、ヨーロッパのEC市場

欧州のB2CEコマースの状況に関してもEコマース・ファウンデーションのレポートを元に解説します。

2016年ヨーロッパ全体のECの市場規模は、約530億ユーロ、成長率は15.43%と全世界のEC市場の約2割を占めています。内訳としては以下のようになっています。

順位:国名 市場規模(億ユーロ)
1位:イギリス 197
2位:ドイツ 86
3位:フランス 82
4位:ロシア 28
4位:スペイン 28
6位:イタリア 22
The Ecommerce Foundation 「European Ecommerce Report 2017」を元に作成

どの国のEC市場が急成長しているかという調査結果では、1位はオーストラリアで40%ですが、2位はトルコで31%の成長率。イタリアは26%、スペイン25%と、ヨーロッパの国が3カ国もトップ5入りしています。

EUでは、越境ECの経験者がEC取引の16%を占めており、ヨーロッパ内の他国はもちろんのこと、中国やアメリカなど、世界中から商品を購入しています。ヨーロッパで商品を売ることを考えた場合、まずは市場規模第1位のイギリスから始めてフランスやドイツに展開していくことが望ましいでしょう。

先ほど記事内でも触れたように、eBayは越境ECの大きな市場であるアメリカでも高評価をいただいています。

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